▽▽▽ ブリッジ穴のいろいろとエンドピン方式 ▽▽▽

旧ブログ 2018年 6月8日の記事です。

前のブログ記事から「2穴式?3穴式?」という質問がありましたので、ご紹介したいと思います。

1穴式

(一般的な?普通の?)は良くご存知かと思います。1回通してヨジるやつです。巻きつけるとき低音弦はガリガリ引っ張るので自分はストレスを感じます。😟

①②弦のヨジりは2回(③弦カーボン弦の場合は細いのでは2回ヨジり)です。低音弦はヨジらなくても問題ないです。

①②弦は2回ヨジらないとすべり抜けして表面版に弦鞭(ムチ)を食らい、下手をすると表面版に穴があきますので注意。

1穴式を弦の力で2穴式にしないようにしましょう。4回も5回もヨジっているのを見かけますが、めんどくさいだけで音にはまったく関係ない(と思います)です。

ブリッジ角度は引っ張られているので弱冠2穴式3穴式より変わります。

ブリッジ角度の引っ張り部分は穴方向に押し込んだ方が真っ直ぐに近い角度を保てます。😀

この引っ張り部分から弦切れが梅雨の季節に良く起こります。押し込めば弦切れを少なく出来る(はず)。※ 写真は押し込んでいません。押し込んだ写真は撮り忘れました。😵


↓↓↓↓↓ ブリッジ骨棒から穴まで真っ直ぐ ↓↓↓↓↓


どうしても高音弦ムチバチンが怖いとき

は、弦先にタンコブ結びを作ると良いですが、見た目が良くないかもしれません。

すべらないのを確認できるまで、スクラッチガードを貼って(置いて)弦を交換すると安心かと思います。また作業中の手での引っ掻き傷防止にもなります。

2穴式

誰が始めたか知りませんが1995年くらいからこれを採用する製作家も増えてきました。

ブリッジ骨棒から穴まで真っ直ぐにするのが目的です。これにクリアトーンやスーパーチップ等をかませても音には全く関係ない(と思います)です。

低音弦は1回引っ掛けるだけで便利。高音弦はすべり抜け防止で2回巻いてタンコブを作ります。私はこれが一番楽です。

私が楽器を注文するときは2穴式を頼んでいます。😎

 

3穴式

ブリッジに巻かないので傷や跡が付きませんが、めんどくさいです。😰これもブリッジ骨棒から穴まで真っ直ぐになります。


1穴式タンコブ法

見ての通りタンコブを作ってで止めるだけです。

1穴式でクリアトーンやスーパーチップなどを使わず手軽にブリッジ骨棒から穴まで真っ直ぐにできます。

ということはクリアトーンやスーパーチップはいい音になるんじゃないかっていう気持ちの問題ということにな(ると思います)ります。

※ マネ禁止。楽器が痛みます!!😱


↓↓↓↓↓ ベルナベ弦は直結法でプラスチッククッションが付いています。↓↓↓↓↓

おまけ1。パノルモコピーの弦止め

弦にタンコブを作って穴に差し込んで蓋をするだけ。

直接顔に弦ビンタ、もしくは蓋ビンタを食らいそうで結構怖い。👹しかも蓋が飛んでいってマンホールの穴にでも落ちたら終わり(落ちるか!!)です。

もちろんクリアトーンの類もマンホールの穴に落としたらアレですけど。

 



おまけ2。直結&普通巻きのミックス
意味全くなし。余分な弦は切ろう(笑)



総評

まぁ十分なブリッジ角度が付いていれば何でもいいんじゃないの?と思います。

エンドピン方式を使うことで、低音弦の痛みやブリッジ穴の削れ等を防ぐことができますのでそれ自体はお勧めです。

決して『タンコブ法』はマネしないでください。👽

8th June 2018 - Tomonori Arai

 

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